(1) | 株式会社デイジーデジタル(以下D D)は、パスワード文字列が不明になったBitcoinCoreのウォレット(wallet.dat形式)の送信パスワードを解析するサービス(BtcSalvage)を開発・運用する企業である。 |
(2) | BtcSalvageサービスは、解析作業に参加するユーザーに対して、デコード処理を行うプログラムを提供(無償・有償)する事で、パスワード文字列の膨大な組み合わせをBtcSalvageサービスを利用してパスワード解析作業に参加するユーザー(CryptoDiver:以下、C Dと略)との共同(分散処理)作業によって、パスワードの文字列を発見する解錠サービスである。 |
(3) | 株式会社デイジーデジタル(以下DD)は、上記のBtcSalvageサービスを開発・運用する企業であり、分散環境で解錠処理を行うためのデコードプログラムの提供や、解析するための暗号化パラメータや、重ならない文字列の組み合わせ(SEED)の作成と配信を行うシステムの運用を行い、解錠希望のウォレットの募集ならびに解錠対象となるウォレットのパスワード暗号化情報の抽出と、システムへの取り込み等の機能も提供する。 |
(4) | ウォレットホルダー(以下WH)は、BtcSalvageサービスに解錠依頼を行うBtcSalvegeサービスのユーザーであり、自身が保有するbitcoincoreのウォレット内の暗号化に必要な情報を専用のプログラムを介して提供し、保有者の連絡先、本人確認情報をシステムに登録することで、BtcSalvageのターゲットウォレットとして解錠サービスを受けることができる。 |
(1) | DDが提供するappStoreまたはGooglePlayからダウンロード可能なスマホアプリ(CryptoDiver)利用してアカウントを作成する。 |
(2) | CryptoDiver内のメニューより、「ウォレットのパスワード解析を依頼する」を選択して必要事項(連絡先、本人確認事項の入力ならびに暗号化情報を抽出するためにwallet.datのアップロード同意書)を入力して本人確認を行う。 |
(3) | 本人確認後、専用U R LにWallet.datファイルをアップロードする事でwallet.datからパスワードのデコードに必要な暗号化パラメータやマスターキーなどの情報を取得し、申請のあったBTCアドレスの残高確認などを行う。 |
(4) | 申請内容とwallet.datの情報や残高などから当該ウォレットの解析を行うか否かを決定する。ウォレット解析サービス対象となった場合に当該ユーザーをWHとして登録する。 |
(1) | WHとなったユーザーは、CryptoDiverアプリで登録したウォレットの解析状況を参照することができる。 |
(2) | Wallet解析の登録解除については、同様にCryptoDiverアプリで登録解除を行える事とするが、停止する1ヶ月前までの事前申告とする。停止前にパスワードが発見された場合においては、パスワード発見時の規則に従い報酬を支払わなければならない。 |
(1) | CryptoDiverなどのデコード作業によってパスワードが判明した場合、CryptoDiverアプリを通じて、パスワード文字列発見の連絡が通知される。この時、再度規約にある報酬額の確認と報酬分ビットコインの移動の許諾を行い、送金操作のためにwallet.datをBtcSalvageにアップロードする。 DDが、アップロードされたwalletと発見したパスワードを利用して、報酬分の送金を行なったのち、アップロードされたwalletのダウンロード(または削除)を行なったのちにパスワード文字列が通知される。 |
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(2) | 解錠サービスの報酬について、以下である。ただし、これについては随時変更される可能性がある。
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(3) | ウォレットのパスワード文字列が判明していない場合、途中解約を行う事ができる。途中解約となった場合、10万円のキャンセル料金が発生する。ただし、クーリングオフの期間中または、パスワード解析処理待ちとなっている場合においてはキャンセル料金は発生しない。 |
(1) | 運営の事情で自由に止められるようにするための項目 ①天変地異、戦争などの影響でのサーバーダウンなどの運営困難となる状況による中断 ➁解錠サービス中にwallet残高が減るなど異常が認められる場合 WHと協議の上、サービスのキャンセルを行うかどうかを決定する。 ➂当該ウォレットの所有者が別人である事が判明した場合 直ちに当該ウォレットのパスワード文字列解析サービスは停止される。 |
(1) | 登録したウォレットの売却など、所有権が変わる行為 パスワード文字列が判明していない場合は、パスワード解析処理は判明した時点で停止してW Hに違約金100万円を支払うものとする。既にパスワード文字列が判明していた場合は、パスワード文字列情報はW Hへは通知せず、W Hへ違約金の支払いを請求する。 |
(2) | 当サービスに関するネガティブな発言やS N S投稿など W Hとしてのアカウント停止とし、解錠処理中のウォレットは途中契約として、前述した途中解約金を請求する。 |
(3) | CryptoDiver以外のプログラムなどによるBtcSalvageシステムへの不正なアクセス BtcSalvageシステムへの不正なアクセスが特定された場合、またはサーバーへのアタックが判明した場合、関連する機能のサーバーのサービスを停止し、解錠サービスは一時停止状態とする。関連する分散サーバーの配置を完了したのちにサービスを再開する。不正アクセスを行った個人あるいはグループを特定した場合、サービス停止に伴う収益停止の損害分を請求する。CDユーザーが不正なアクセスを行っていた場合には、その保有するポイントは全て没収する。 |
(1) | 不正なwalletや、所有者が不正であることなどを理由にサルベージサービスを停止した場合 DD指定のキャンセル費用を支払うものとする。 |
(2) | 天変地異、戦争などによるサーバーダウンなどによりサービスが停止された場合 停止中にキャンセルする場合は、キャンセル料金なしでキャンセルできる。 |
BtcSalvageはDaisyDigitalの登録商標です